今年で2回目となる、全国の女子ビーチサッカーチームを集めたツアー方式の公式戦、Thetis(テティス)ツアー2022にゾンネは今年初めてエントリーし、2022年4月23日(土)・24(日)、愛知県碧南市で開催された「HEKINAN CUP 2022」を兼ねた碧南ラウンドに参加してきました。
6チームが3チームずつの2グループに分かれて、1日目は総当たりの予選ラウンドを戦い、2日目は各グループ3位チーム同士による5・6位決定戦、各グループ1・2位による準決勝・3位決定戦・決勝戦が行われました。
ゾンネは3月に行われた地域女子チャンピオンズカップで準優勝のスポジックソル静岡、同3位で昨年のThetisツアーの年間チャンピオンのラソアペーゴ北九州レディースと同グループになるという、まさに“死のグループ”での予選ラウンドとなりました。
ゾンネは地域女子チャンピオンズカップでは全敗の最下位に終わりましたが、今回のラウンドではゾンネの創成期を築いた一員である、鈴江選手、森谷選手がゾンネに復帰し、大会に臨みました。 それでも、並み居る強豪チームを相手に、10人登録メンバーの内、45歳以上が4人というビーチサッカーをライフスポーツと位置づけるゾンネらしいメンバー構成で臨み、どこまで食らいつけるか、チーム一丸となって挑みました。
予選ラウンドの初戦。 スポジックソル静岡を相手に、ゾンネは1P先制、その後、逆転を許すも2Pで追いつき、3Pでは勝ち越し、さらに追加点を奪い、終盤1点を返されましたが、5-4で見事に勝利! 地域女子チャンピオンズカップで準優勝を果たしたチームを撃破するという戦いに、会場は驚きを隠せないようすでした。
続いての第2戦。こちらも強豪のラソアペーゴ北九州レディースを相手に、1Pは両者1点ずつを取り合い1-1。2Pゾンネが1点勝ち越すも、3Pで 2-2の同点にされ、しかし、その後再びゾンネが1点を奪いリード。試合時間残り4分まで3-2でリードするという展開に。しかし、終盤、一瞬のミスを相手は見逃さずに同点ゴールを決められ、さらに終了間際、相手のFKから痛恨の勝ち越し弾を許し、万事休す。惜しくも3-4で敗れました。
しかしながら、大方の予想を覆す1勝1敗の結果に、確実にゾンネは女子の部において1日目の主役になったのは間違いありません。
グループ最終戦ではラソアペーゴ北九州がスポジックソル静岡を破ったため、ゾンネは2位でグループを通過し、まずは今大会の目標であった準決勝進出を見事に果たして、2日目を迎えることになりました。
2日目の準決勝は同じ関東で別のグループを1位で通過してきた、地域女子チャンピオンズカップの優勝チーム、レーヴェ横浜フラウと対戦しました。
昨シーズン、関東女子リーグでは2回の対戦とも2桁得点を許し、惨敗した相手でしたが、この日のゾンネは違いました。開始早々、相手の意表をつくキックオフ後のロブパスからのオーバーヘッドキックを見事に決められ、意表を突かれるも、そこからは堅守で、互いに一進一退の攻防。
1P追加点を奪われましたが、2Pに1点差に迫るゴールをあげ、1-2と拮抗した展開。
しかしながら、試合巧者のレーヴェ。2Pにゾンネの犯した4秒違反からのFKを確実に決めて再び2点差とすると、3P、ゾンネのバックラインのやりとりを拾われてそのままシュートが決まり、痛い3点差となるゴールを奪われました。
ゾンネは最後まで攻め続けたものの、レーヴェの堅守を破れず、1-4で敗れ、3位決定戦にまわりました。
3位決定戦では、地域女子チャンピオンズカップで敗れた、アヴァンチ大阪ウィステリアと対戦しました。
勝利を誓って臨んだ一戦でしたが、序盤からリードを奪われる苦しい展開に。一時2点差に広がりましたが、今日のゾンネはそこから粘りが違いました。2P1-3の状況から、2点を奪い、ついに同点に!勢いにのるゾンネはエース・平田選手のゴールでついに勝ち越しに成功。この試合初めてのリードを奪います。 勝負の3P。相手の堅守にも阻まれ、なかなか得点を奪えない展開が続きますが、終盤、トドメとなるミドルレンジからの豪快なシュートを森谷選手が決め、5-3で勝利し、3位に入賞しました!
約1ヶ月ほど前の、地域女子チャンピオンズカップでは全敗に終わったゾンネでしたが、今大会では個々の成長、さらにチームの成長が見られ、まさにチーム力で強豪チームと互角に渡り合い、目標以上の見事な結果をあげることができました。
そうは言ってもゾンネはまだまだ発展途上です。
今後の成長と、数年内には日本一をも狙えるチームに成長するという確かな手応えを感じ、大会を終えることができました。
今後にぜひご期待ください。
なお、今大会の得点王には、関東女子選抜にも選ばれ、ゾンネの絶対的エースである平田美紀選手が8得点で輝きました。
Thetisツアー2022には今シーズン、10月1日(土)・2日(日)に行われる浜松ラウンドに再び参戦する予定です。 次は優勝をねらって戦いたいと思います。
最後に今大会を開催してくださった関係者のみなさん、レフェリーのみなさん、対戦チームのみなさん、応援してくださったすべてのみなさんに厚く感謝申し上げます。
ありがとうございました!! そして、おかえりなさい。すず、しおり。 真剣勝負の中に、常に笑顔を絶やさず、楽しく、卓越したパフォーマンスでチームに貢献した2人の姿が印象的でした。 ゾンネ!常勝!上昇!!常笑!!! 試合結果: 【予選ラウンド】 ゾンネ 5(1-2/2-1/2-1)4 スポジックソル静岡 ゾンネ 3(1-1/1-0/1-3)4 ラソアペーゴ北九州レディース
【準決勝】 ゾンネ 1(0-2/1-1/0-1)4 レーヴェ横浜フラウ 【3位決定戦】 ゾンネ 5(1-1/3-2/1-0)3 アヴァンチ大阪ウィステリア
優勝 ラソアペーゴ北九州レディース 準優勝 レーヴェ横浜フラウ 3位 ゾンネ鴨川BS 4位 アヴァンチ大阪ウィステリア 5位 スポジックソル静岡 6位 ヴィアティン三重BSレディース 得点王 平田美紀選手(ゾンネ) 8得点
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